レザークラフトを始めたいと思った時、どこで材料をそろえればいいのか悩みますよね。
私も10年前にレザークラフトを始めたばかりの頃は悩みました。
何をどこでどう買えばいいのか?
近所にクラフト系専門のホームセンターがあったので、当初はそこで少しづつ揃えてましたが、実はネットの方が安いことが分かり、利用するのを止めました。
今回は革職人歴10年の私がこれまで利用してきた通販サイトのそれぞれの特徴を利点・欠点と合わせて比較し、これから始めたいと思っている人に向けて解説をしていきます。
あくまでも私が年間を通して購入頻度が高いサイト3店に絞っています。当然これ以外に素晴らしいショップはありますのでご承知おきください。
1⃣レザーマニア
【良い所】
こちらのショップの最大の売りは切り革(カットレザー)の種類の豊富さ。
切り革は初心者にとってはとても買いやすく選びやすいと思います。
しかも革の厚みも薄い物だと0.6mm~用意されていて、作りたい作品に合わせてすぐに購入できます。
グラム売りしているハギレ革も初心者には便利。
副資材関係も豊富で特にファスナーは私もよく購入しています。
送料は8000円以上で無料、それ以下は基本は佐川急便で800円。
【注意点】
私の購入経験上の話ですが、栃木や姫路の国産ヌメのカットレザーは小さいデシ数(例→6ds:20cmでA4サイズ)で購入すると、切り出された部位がやや繊維の荒い部分の場合があります。
これは取り都合上ロスを無くすため仕方ないことなのかも知れませんが、初心者が繊維の荒い部分で作品作りをすると革に対するイメージが悪くなる可能性があります。「なんだ、ヌメ革ってこんな感じなのか」と。もし購入するのであれば出来るだけ長い量を選んだ方が無難かも知れません。
革の厚みが選べるメリットがある反面、運悪く欠品していて、欲しい厚みの革が買えない場合もあります。ただ、レザーマニアさんは有料ですが革の漉き加工もしています。その代わり漉き加工依頼をすると発送までに1週間以上かかる場合もあります。
2⃣レザークラフトフェニックス
・レザークラフトフェニックス
【良い所】
こちらのサイトの切り革は完全にA4サイズのみに限定しています。
輸入ヌメ革の半裁の取り扱い数も豊富なのが特徴です。ヨーロッパ産のヌメ革の品質は文句の付けようなないほど素晴らしいです。切り革で購入してもハズレなし!
フェニックスさんはショップオリジナルに力を入れています。革はもちろん、真鍮金具など自社オリジナルで発注した製品があるので、とてもマニア心をくすぐる商品が見つかります。
送料が注文内容に応じて選べるのも嬉しい。ちょっとした革や金具だけの場合はネコポス(330円)で発送してもらえます。これならいつでも気軽に発注出来ますね。
購入ポイントも付くので貯まれば次の買い物時に使えます。
【注意点】
国産のヌメ革が少ない(栃木や姫路)その代わり姫路産では有名な昭南皮革のヌメ革を主力アイテムにして販売しています。
ハギレ革の販売もありません。
副資材の中には取り寄せ品がある。ファスナーや革ひもなど【取寄品】記載のアイテムがあるので、すぐに必要な時に買えないことも。※納期は10日前後
3⃣レザークラフト・ドット・ジェーピー
【良い所】
豊富な在庫、サイトの見やすさ◎
革は漉き加工する場合に厚みを0.1mm単位で指定して買い物が出来ます。
プレゼントキャンペーンをしているので、買い物をするとちょっとしたキットがもらえる。
メルマガを登録していると定期的に午後12時と夕方17時のタイムセールのお知らせが来ます。
目玉アイテムは開始後すぐに品切れになってます。
ドット・ジェーピーさんはとくにスポッツ(スタッズ)の在庫が豊富です。
こっち系のジャンルに興味がある人にはお勧めかも知れません。
【注意点】
切り革の場合、革の値段はやや高めです。漉き加工無し(原厚)で購入したとしても高めな設定になっています。私の場合は同じ革が他で在庫がない場合に限ってやむを得ず利用していました。
ですが、サイト内の定番品がたまにセール対象になっていることもあるので、そのチャンスは逃しません。
年間を通しても購入実績もありませんし、デメリットを述べられる立場ではないのでこの辺にしておきます。
いずれにしても、実際の道具や材料を見ることが出来る環境であれば、実際に手に取り触ってみるのが一番です。
あと、同じ色の革を発注しても、前回と同じ色とは限りません。半裁で購入しても1枚1枚色の濃淡や特性が違うのは当然で、切り革で購入している以上、お店側の在庫は常に入れ替わってますから、その確率は高くなります。
以上通販サイト選びの参考になれば幸いです。
レザークラフトテキストも合わせてどうぞ。