作品のカドを丸くしたい!
レザークラフトをする上で作品の仕上がりを左右するカドのアールの仕上げ。
初心者の頃は、革を切り出して、貼って、縫って、コバを磨いて、
「やったー!出来たー!」
で終わりでしたが、だんだん慣れてくると角を丸めてみたくなるんですよね。
『レザークラフト 角落とし』で検索するとこんなアイテムが目につきます↓
なるほど確かに便利そうですね。
しかし!
このようなアイテムが無くても、力の弱い女性でも簡単にコーナーのアールが取れるアイテムがあるんです!
それがこちら!
彫刻刀!
左から15mm、10mm、5mmの丸刀です。
彫刻刀でカドを丸くする!?
実際にカドを取った写真も添えながら見て行きましょう。
たとえば直角縫いをした作品でも・・・
少しカドを落とすだけでこんなに印象が変わります。
これは5mmの丸刀を使いましたがその上のサイズも見てみましょう。
これが10mm。
そしてこれが15mmです。
それぞれにステッチを入れたのがこちら↓
10mmコーナー |
15mmコーナー |
基本的に彫刻刀にはこれ以上大きいサイズの丸刀はないので、それ以上の大きさのコーナーは、やはり最初に紹介した様な工具や仕立てR定規などを使って包丁で切る方法になります。
小丸というR定規もありますし、コンパクトでなかなか便利なアイテムです。
ポンチをカド取り用に改良した商品も売られてますが、これだと叩かないといけないんですよね。
※写真はストラップ用のエンドポンチですが、カーブをゆるくしたコーナー用ポンチもネットで探すと出てきます。
さて、この彫刻刀でカドを落とす方法ですが、少しコツが入りますので、何回か練習をしてから本番の作品のカドを落とすといいでしょう。
サクッと落とすだけですが、刃の角度によって内側に入ってしまったり、その逆になってしまう場合があります。失敗例・参照↓
あとは、刃物なのでしっかり研いで切れ味も抜群という状態が望ましいですね。
私の彫刻刀は金物屋さんで研いでもらってます。
彫刻刀のメリットは木槌で叩かなくてもコーナーが綺麗に仕上げられることです。
これなら小さいお子様が就寝中でも安心してコーナー仕上げが出来ます。
最後に格言が浮かびました。
角(カド)を制する者は革を制す!by鶴革工房
皆様のレザークラフトライフがより一層楽しくなりますように。