皮から革へ、そして川に還る。今年も栃木レザーの工場見学会に参加してきました!

昨年同様BagYardさん主催の栃木レザー株式会社の工場見学会に参加させて頂きました。

初めての人たちがほとんど、2回目の人がちらほら、3回目は私だけ(笑)

来る度に、新しい発見があります。

(あ、柱にかけてあったキティちゃんの時計が無くなってる・・・)とか、

もうさすがに3回目となると、革と関係ない所に目が行ってしまいます。

栃木レザーというヌメ革の特徴やなめしの工程などはたくさんの記事もネット上にありますし、私の過去記事にもありますので、お時間ある時にでもご参照ください。

革材料が値上がりする理由【栃木レザーの工場見学に行ってきたよ】

では、工場見学会の様子をご覧ください↓

工場見学スタート!積み上げらた革革革革革かわーーーー!!!
革好きな人たちはいきなり興奮度MAX!
あのヌメ革独特の匂いにやられてしまいます。
今回案内を担当して下さったのは、栃木レザーの全工程を知り尽くした
プロフェッショナル遅澤さん
タンニンピット槽、この中で漬け込まれた皮が革へ変化していきます。
~創業80年の歴史が刻まれた空間~
水揚げ(魚か!)されたばかりのヌメ革
遅澤さんの説明はとても分かりやすく、面白い!
休憩中(笑)
主催者Bagyard事務局の狩野さんと
これもおなじみのハンドセッター(手伸ばし)
革を均一のアイロンがけして平らに仕上げます。
熟練職人さんの姿にうっとりな私
おお!この革は焼印があるのか~、と思って良く見ると、
むむむ!数字の80に見えるぞ!?

創業80年だから見学会のためにわざわざ用意してくたのか~
そんな訳ないか(笑)

このハンドセッター、持たせてもらいました。

よいしょ!・・・ん!?・・・あれ?・・・お、重い!!

ピッコロが戦闘の前に脱ぎ捨てたターバンみたいな重さだ!
持ったことないけど(笑)

そのぐらい、見た目のギャップがあるということです。

鉄のアイロン
今回見せてもらえたのが、栃木レザーの敷地内にある排水浄化設備
革をなめす工程において大量の水(1日約900トン)を使用する為、
環境への配慮も怠らない。
手を抜かないのは革に対してだけではなかった。
さすがです!栃木レザーさん!
バクテリアや微生物に汚水をろ過してもらったあとに残った、
汚泥はたい肥として使われます。
その排水設備の横に流れる巴波川(一級河川)を眺める私・・・あれ?
もう一人同じ方向見ている人が・・・!?

このあと、昼食懇談会で友達になりました。

話をしてみると、私と同じく、会社勤めをしながら
鞄を作っている職人さんでした。

どうりで同じ方向を見ている訳ですね(笑)

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

いつか、お客様を連れて栃木レザーの工場見学に行くのが私の夢です。

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