時給は一体いくら?
今年も確定申告の時期がやってきました。
昨年の売上は約90万円(一昨年とほぼ同じ)
粗利(売上総利益)は約50%。
必要経費を差し引くと・・・・
〇×□▲※☆◆◇※!!
実際私のようにサラリーマンをしながら、革仕事をしている人と比べた事がないので、
この売り上げ金額が凄いのかどうか分からないです。
もう少し粗利はあってもいいのかな・・・
ただ、3年前から比べたら、facebookやインスタ・ヤフオクの効果でグンと売上が伸びました。たくさんのお客様との出会いも(直接は会ってないけどw)あり、感謝の気持ちで一杯です。
そんな私も昨年から確定申告をし始めた訳ですが・・・
過去の記事
↓
サラリーマン必見!副業革職人が確定申告をしてきた話
ふと思った事がありました。
俺、時給いくらなんだろ?
そういうわけで計算してみました。
私の革労働条件で。
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1日の作業時間は朝4時から6時までの2時間
2時間×5日=10時間
週1回の本業休みの日は5時間
1週間のうち、革休みは1日だけ
1週間の革労働時間は15時間(6日間)
でも、あくまでも製作するための作業時間ですね、お客様との打合せ(メール)のやりとりも革仕事時間に含めればもっと働いてる事になります。
打合せ分は月5時間ほどプラスしておきましょう。
月間の作業時間は15時間×4週=60時間+5時間(打合せ)
私の革労働時間は月65時間となりました。
次に売上90万円に対して粗利50%なので、総利益は45万として。
で、45万円を12ヶ月で割る。
月平均売上利益は37,500円
これを労働時間で割ると・・・
37,500円
÷
65時間
=
5・・・7・・・7円
ごひゃくななじゅうななえん?
577円!!
コンビニよりも安かったのか・・・
これが会社だったら完全にブラックだわ(笑)。
ハンドメイド仕事は割りに合わないとは良く言われますが・・・
とほほな結果でした。
尚、この結果のせいで私の作品作りにおけるモチベーションや品質が下がる事は一切ございませんのでご安心下さいませ。
時給UPをするためには?
この際、せっかく時給換算をして気づいたこともあったので、どうすれば時給を上げられるか私の考えをまとめてみました。
これから、革製品を作って売ってみたいなと考えている人の参考にもなればなと。
1.革の種類(色)を限定する
当工房の場合、可能な限りお客様が希望する革の色を用意しているので、その都度、切り革を購入しています。在庫を抱えるリスクが無いメリットがある反面、半栽(1枚革)で購入するよりも高い!デシ単価が約3倍に跳ね上がります。つまり取り扱う革の色や種類を限定して、半栽で購入すれば材料代が約1/3に!
2.オーダーメイド販売をやめる
定番化アイテムを決めて、それをひたすら量産して販売する。
同じ物をたくさん作れば製作時間も必然的に短縮されます。例えば今まで1個作るのに1時間費やしていたのが、1時間で3個作れれば、生産コストは1/3になりますね。
欠点は作ったとしても、売れるまで在庫になってしまうこと。実店舗を持たないスタイルには向かないのかも知れません。
3.完全受注販売にする
上記の内容と少しかぶりますが、定番化アイテムを決めたあと、ショッピングサイト等で「ご注文頂いてから製作しますので納期は1~2週間」的なスタイルで販売してみる。
4.価格を上げる
これが一番手っ取り早いかも知れません。粗利を60~70%取れる設定にする。
ハンドメイド作家さんが最初に悩むのは価格の設定ではないでしょうか。
私も悩みました。今でも悩んでます・・・(笑)
売値を決める際にはある程度の相場感は持っていたほうが良いですね。
既出の物を作って売るなら尚更です。同じ材料、同じデザインなら、誰だって名の知れたブランドの物が欲しいです。その上で他社とは違う付加価値を付けて売値を決めましょう。そしてもっと重要なのは売値はやや高めにすること。売値は責任感の表れです。「私はこの値段で責任を持って販売します!」
ただし、今まで販売していた価格から値上げをする場合はタイミングを見ながら丁寧に理解を求めていきましょう。私の場合は増税や材料代が値上げされたタイミングを利用しようと思っています。
5.早朝のコンビニでアルバイトをする
毎朝4時に起きられるんだから、早朝のコンビニアルバイトでもしようかな・・(嘘です)
上記、5点の内容は現時点では実行しようとは考えていませんので、ご安心ください。