【レザークラフト】手縫いは糸が切れてもほつれない!

今回は鶴革工房製品をご愛用して頂いているお客様への案内も込めて記事を書きます。

ご存知の通り、当工房の製品は全て手作業、手縫いで製作しています。

なぜ、そんなアナログな事をしているかと言いますと、好きだからです!

確かにミシンがあればもっと時間も手間も省けて量産が容易になるんでしょうけど、それだと鶴革工房のコンセプトと違ってしまいますし、何よりハンドメイド!といったらやはり手縫いしかないと思っていますから。

ここで、改めて手縫いの付加価値をアピールしましょう!



手縫いのメリットは?

手縫いにはミシン縫いと比べて見た目は変わらないかも知れませんが、丈夫さで差が出ます。
どちらが丈夫か?それは糸が切れた時に分かります。

ミシン縫いは表の糸は全部同じで下糸が一本通っているだけで「すくって」ある状態ですね。

だから、一か所切れると連鎖的にぷつぷつ・・・ってほつれてしまいます。誰もが一度は経験したことががあるのでは?

一方、手縫いは2本の針を使い、両手で交差させながら8の字に縫います。

なので、万が一切れてしまってもほつれる事がないんです。被害が拡大しない!これが手縫いの特徴です。そうです!一度切れても二人の関係は直ぐに修復できるんです!

安心ですね。

ま、男女はそうはいかないか・・・(笑)



鶴革工房製品をご愛用のお客様へ



手作りの革製品の魅力の一つに補修(リメイク)が出来る事もあげられます。

革製品は曲げ折りが頻繁な個所は疲労や摩擦で糸も擦れて切れてしまう事もあります。

当工房製品をご利用中のお客様で糸が切れてしまった場合、可能な限り無償で補修をしますので遠慮なくお申し付け下さい。
※その際、片道分の送料はお客様ご負担となりますが何卒宜しくお願い致します。

出張補修レポート

そういうわけで、早速ですが先日出張補修に言って参りました。
依頼主はSLOWJAMオーナー小貫様
小貫様が所有しているiPhone6ケースは現在コンスタントにご注文を頂いている人気のSLOWJAMモデルの原型(プロトタイプ)
2015年8月29日生まれ
やはり折り曲げの部分が切れてしまったの補修をさせて頂きました。
↑補修前の現状です。
補修開始!糸を少し解きます。
そして、二つ手前の穴から、残してある糸と重ねて縫い始めます。
出張先なので膝に挟んでます。
完成です。所要時間は60分ほどでしょうか。
最後にエイジング9ヶ月のiPhoneケースを撮らせて頂いて終了です。

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