いきなりですが。
可塑性って言葉ご存知ですか?
かそ‐せい【可塑性】
固体に外力を加えて変形させ、力を取り去ってももとに戻らない性質。塑性。
という意味です。つまり革にはこの性質があるんです。
よく、ヌメ革の財布やバッグなどの取り説に雨で濡れてしまった場合『形を整えて・・』とありますよね。
濡れたまま放置すると革はその形を記憶してしまうので、そのままの形で乾いてしまうんです。
でも、この可塑性を逆手にとって様々な形にして遊べるのがレザークラフトの面白さ。
そこで!
今回は濡らして形を作るアイテム革のトレイを紹介します。
四つ角をホックで留めるトレイなどは良く見かけますよね。
※風通しの良い所でしっかり乾燥させましょう。中途半端に湿気を含んでいると形が崩れやすいトレイになってしまいます。
この後は、はみ出たミミを切り取る作業が残ってます。
方法はトレイを裏表逆さまにして、トレイからはみ出た部分にケガキ線を入れます。
最後にヘリを落として、コバを整えて完成です。
どうですか?トレイに限らず、何か面白い物を見つけたらその形にして遊んでみても楽しいかもしれませんね。
私は今回、この技法で2枚貼り合わせの革トレイを製作してみました。
さらにガッチリとタフな印象の革トレイが出来ましたよ。
ちなみにこの革トレイは現在出品中です(7月6日21時まで)→鶴革工房OUTLETS
でも立体的なトレイって専用の型がないと無理よね~と思っていませんでしたか?
本格的な物はきっとオリジナルの成型用の型を作って製作しているんだと思います。
でも、身近な物でもアイデア次第でお洒落な革トレイが作れてしまいます。
ここで登場するのが100円ショップ(ダイソー)で販売しているステンレスのトレイ。
用途的にはおしぼり置きとなっているので、キッチン関連コーナーにおいてあります。
形も似たような物が2~3種類あるので、気をつけて下さい。
革トレイに使うのはこのカタチです。↓
さっそく作ってみましょう。
革は比較的厚めでかつ硬めの革がオススメです。
最低でも2.0㎜以上あったほうがいいです。
~用意する物~
一、ステンレストレイ2枚
一、革(厚さ2.0㎜以上)
一、重し(辞典や本とにかく重い物)
立体型革トレイの作り方
・まず革を水にまんべんなく浸します。
・少し余分な水分は吸い取ります。
キッチンペーパー等で水分を取り除いて下さい。
・ステンレストレイにセット
・2枚目のステンレストレイで挟み込む
・重しを載せて乾くのを待つ(1日~2日)
※風通しの良い所でしっかり乾燥させましょう。中途半端に湿気を含んでいると形が崩れやすいトレイになってしまいます。
夏場は一日でほぼ乾きます。
立体型革トレイの完成!
乾燥完了!どうですか。しっかり成型されましたね。
この後は、はみ出たミミを切り取る作業が残ってます。
方法はトレイを裏表逆さまにして、トレイからはみ出た部分にケガキ線を入れます。
あとはトレイを外してケガいた部分を目印に包丁でカットするだけ。
最後にヘリを落として、コバを整えて完成です。
完成 |
どうですか?トレイに限らず、何か面白い物を見つけたらその形にして遊んでみても楽しいかもしれませんね。
私は今回、この技法で2枚貼り合わせの革トレイを製作してみました。
それはこちらです!
さらにガッチリとタフな印象の革トレイが出来ましたよ。
皆様もぜひお試し下さい。
ちなみにこの革トレイは現在出品中です(7月6日21時まで)→鶴革工房OUTLETS